無題

ざまあみろって思った！　私だけじゃないから！　みんなみんなそうだから！　行く末！　みんなみんなそうだから！　ああ、新境地！　私！　性格悪い！

地下室の手記(電子版)

せっかく今この時代にこの場所にこうやって生まれたのに、このまま消費されずに終わるだなんて耐えられない。もっと消費されたい。使い尽くされたい。ひらべったくやわらかくながながといきてゆくより一瞬で叩き潰されて飛び散ってきえる熱い熱い鉄みたいに。真っ赤に。
もっと使って、もっと見て、もっと消費して。

二十歳のフランス人作家に学歴なんて必要かしら。お願いだからもっと殴って。興奮なんかしない、何も感じない、ただ、そうされなければ生きてゆかれない気がする。

1/16 15:23

地球の裏側で戦争が起ころうが二日酔いのサルトルが嘔吐しようがわたしには関係ない。ただわりとつねにいつでも死にたくはない、それは確かだ。

今日死ぬかも

どうやって生きるのが正しいのかな
大学生になって
少量の文学とサブカルをかじって
周りはみんな凄いけど
わたしは憧れを棄てられず
性を捨てたかったり
もっと女の子でいたかったり
割りのいいバイトで稼いだお金でちょっと遊んで
部屋をかたさなくて
半身浴もしなくて
髪さえ切れない
そうだ、髪さえ切れない
誰かが決めてくれるのをまっている
それで誰かのせいにする
自分では何も決めない
流されるようにして
こんなところまで、きてしまった
いつ死ぬのか誰にもわからないって、スティーブ・ジョブスも似たようなこと言ってたから
わたしは今日死ぬかも
鏡の向こうで
たぶんわたし、寝てる、目をそらして、泣き疲れて、寝てる
起きろよ、わたし、今日死ぬかも
少量の文学とサブカルをかじって
勉強ぐらいしかとりえがないくせに
落ちこぼれるまでとってもはやかった
かわいいぐらいしかとりえがないくせに
現実、見れない
夢の中、起きない、寝たふり
だけど、今日死ぬかも
今日死ぬんなら何しよう
愛の深い先生は今日も喋ってる
十九年の孤独
愛の浅いわたしはただ黙って
文字を追いかけて
じっと涙目になる
それぐらい
十九年間
わたしが生きてきたってことの、証明は
今日死ぬかも

とても恵まれていてかつ飽食である

今まで知らなかった世界を知るたびに自分の立場が危うくなる。
文章なんてなにやってたって書ける、それを今迄誇りに思ってきたし、拠り所としてきたけれど、いよいよ拠りかかれなくなってきた今、どうしたらいいのかな。今迄なにをやってきたのかな、今なにをすればいいのかな、これからどうなればいいのかな。
わたしが怠惰なのはわかるけれど、毎日完璧になんか生きられない。
今まで食べてきたものしか吐き出せない。すごくすかすかしてる。
喉の渇きがおさまってみると、今度は胃がもたれてくる。立体として存在していることが恥ずかしくなってみたりもする。