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ぬくもりと熱をさますように、パラパラと残雨だ、首にかかった吐息を吹き消すように、雨交じりの夜風が吹きつけて、心地いい、
はやく、シャワーを浴びたい、ぬくいやわらかい私の家で、はやく、洗いながして仕舞いたい。
好きじゃなかったんだ。ただそれだけだ。そう思いたい。性別のせいじゃない。好きじゃなかったんだ。それだけだ。そう思いたい。
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あなたの精子の中に心が入っていたらいい、そしたらわたしのいちばん奥深いところで、あなたのことがわかるのに。
泳いでいるようだ
広く暗く、汚く明るい海を
泳いでいるようだ
どしゃぶりの新宿は、いつかのSF映画で見た、閉鎖された都市空間みたい
雨で濡れた路面、たっぷりと溜まった水たまり、激しく行き交う車のライトが極彩色に道を照らして、車の音と雨の音がうるさくて、となりの傘の呟きは、よく聞こえない。
曇った夜空は奇妙に明るくて、なぜだろうというと、となりの傘から伸びた腕が東を指差した、雲が街明かりを反射しているんじゃないか、ほら、あっち、新宿だよ。
見上げれば、たしかに東の空はとりわけ明るくて、そびえたつ高層ビル群と煌々と光る窓。ゆっくりと振り返ると少しずつ深さを増していくくぐもった空。
泳いでいるようだ、と、思う、
暗くて明るい、新宿、豪雨、極彩色に光る闇。
泳いでいるようだ、
いろんな、いろんな男の人を、
適切な骨格をもとめて、
ただしい骨をもとめて、
泳いでいるようだ、
跡を濁しながら、
振り返り振り返り、
渡り泳ぐ、
まだ、まだみつからない、
わたしの骨は。
これだと思ったのに、今度こそこれだと思ったのに、
手に入れば満足するって思ったのに。
わたしの骨は、一生、みつからないんじゃなかろうか、そうしたら、どうしたら、いいのだろ。
わたしのただしくない骨は、そのいびつな形のまま、一生、ひとりで、その空殻を守っているのだろうか。
?
あなたの精子の中にあなたの心が入っていたらいい、そうしたら私の奥深いところで、あなたのことがわかるのに。あなたの心の断片を取り込んで、きちんと理解することができるのに。細胞が、私の中で混ざる、そしたらほんとうに一つになれるのに。
せっかくあなたと混ざりあえて子を宿しても、産んでしまったら私の中から出て行ってしまってそれは別個体になってしまうのね、それなら、一生孕んでいたい。あなたの断片とわたしの断片が混ざり合ったできた宮の中のひとかかえの半身なら、きっと、完全になれる、引き合って、わたしと、あなたが、うまく組み合わないパズルのピースだったとしても、ひとつのいのちになるのなら、噛み合わない部分だって、お互いのくぼみにぴたりとくるように、形を変えながら、きっとうまく溶け合って組み合わさるでしょう。

あなたの精子の中にあなたの知識が入っていたらいい、あなたの賢さと愚鈍さが、同時にとても好き、あなたの知識が少しずつひといきに私になだれ込んで、私に吸収されればいい。

?

わたしは、ほんとうにあの子のことが好きだった、もっと触りたかった、髪も、腕も、背中も、頬も、ふくらはぎも、もっと触りたかった、もっとそばにいたかった。
わたしは、あの子のいろんなところに触れてみたかった、やさしく、きつく、抱きしめてみたかった、だけど、あのときのあの子に触れることが赦されていた他人は、ただひとり、羽瀬くんだけだったのだ、それは、わかっていた、だけど彼は、彼女と同じ窓をもたない。わたしは、彼女と同じ窓のもとで、17さいだった、あの、永遠。
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