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ソフトバンクから拍手もらうの初めてだわ、たぶん

嬉しい
頑張ろう
落ち込んでらんないわ
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え、きもちわるいな
ハート連発すんな
よーじろーさん半端ないわ…

タイトルもさあ…

ぞくぞくします。


なくこえが、した、気がする。

「どうした」

目の前の幼なじみはただ黙ってうつむいていた。硬質の紫色の髪がうなだれるように下を向き、包帯のない左目を覆い隠している。
指を伸ばして、無防備なそこに触れた。人差し指と中指でそっと髪を掻き分けると、その下にあるものがあらわになる――寸前で、晋助は俺の手を乱暴につかんだ。そのままどかすわけでもなく、ただつかんだまま、晋助は苦しそうに「やめろ」と云った。吐き出すような声だった。
彼の右目はもはや現実をみていなかった。
ただし、その瞳には光があった。蛍のように頼りなく揺れ、闇の中を彷徨う、淡くてもろい、光が。

「思い出せねぇんだ」

彼の薄い唇が苦しげに震えた。俺の指を掴んでいた手がパッと離され、ずるずると力無く垂れていく。

「何が」

「先生」

彼は即答した。

「先生のこと、とか、小さいころの俺とか、お前とか、銀時とか」

「何が思い出せない? 覚えているだろう?」

だってお前は、おそらくは鮮明すぎるその過去に、いつまでもいつまでも囚われているのだから。
しかし晋助は、ふるふると首を振った。痛々しいぐらいにかみ締められた唇は、白く変色している。

「きれいなんだ。覚えてるけどよ……余りにもきれいなんだよ、おかしいだろ、いくらなんでも、汚れた記憶のひとつやふたつ、あるはずなのに、昔を思い出そうとすると」

「晋助?」

「きれいなんだよ、こっちが耐え切れなくなるぐらい、いつまでもいつまでも、記憶に浸かってたいぐらい。先生も、俺も、お前も、銀時も、みんな、みんな、村塾の中も、庭も、空き地も、森も、川も、家も、村も、なにも、なにもかも、ほんとに、きれいで、きれいで、」

「晋助!」

耐え切れなくなったのは俺のほうだった。
しっかりしろ、とそのゾッとするぐらい細い両肩を揺さぶりながら、しっかりしていなかったのは俺のほうだったかもしれない。
何が、言いたいんだ。

「……なァ、本当は、どんなんだったか? きれいだったか? 怖ェんだよ、俺ァ……」

「なにが、怖い?」

「思い出は……美化されちまうじゃねェか」

ああ、そういう、ことか。
馬鹿者め。そんなことぐらい俺はわかっている。本当はもう、俺だって、思い出せそうにないのだ。

「きれいだったじゃないか」

「……」

「確かに、きれいだったじゃないか」

辺り一面若草が生えていて、所々花も揺れていて、大木がゆったりと枝を広げていて。その下、木漏れ日の振り落ちる場所で、先生と、俺と、お前と、銀時と。
あのころ、誰しもがこの先の未来など知り得なくて(頭のいい先生と勘のいい銀時は、かすかな予感を抱いていたかもしれないが)、ただ無垢なままで、純粋に、今流れていく時間を楽しんでいられた。息を吸い込むたび体中にあふれる自然の匂い、それだけで満たされていたんだ。
きれいだっただろう。血の匂いのしない場所だった。

「思い出は、確かに美化されてしまうが。覚えていよう、晋助?」

「……いいのか」

普段からは予想もつかないほど弱い目をして、晋助は俺の着物の襟にすがりついた。


「俺はまた、奇妙にうつくしい記憶を抱えて、吐き気がするぐらい汚ねェこの世界を、壊すんだ」


ああ、壊せばいいよ。止めてやる。
だから、忘れないでくれ。お前が忘れてしまったら、もう誰も、思い出せない気がするんだ。

 

(本当は誰も、もう長い間、先生の顔を思い出せないでいる)




衝動的に書き散らしていたらより銀が始まってしまい
相当笑い転げたので続きを書くときのテンションがなかなか戻ってこなかった←


たつまたつまたつまたつま
ここまできたら晋ちゃんを出さないといけない気がする←
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