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重低音はずっしり下腹部にくる
高音はキリキリ心臓にくる
キーボードは頭んなかを満たす
ボーカルは耳と脳内に染み入っていく
総括して鳥肌が止まんなくて泣きそうになって意識飛びそうになって無性にありがとう大好き最高って言いたくなる
理解不能かもしんないけどばかみたいに思えるかもしんないけどそれがすべてだ
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おもちゃみたいな真っ赤なギターに、骨ばった右手がジャカジャカ上下する。軽やかなのにどきつい音が、だだっぴろい膜みたいに脳内に、全身に浴びせかかってくる。かと思えば、指先でつままれた擦りきれたピックが、目にも止まらぬこまやかな動きで細い弦を一本一本的確にはじいていく。キュイキュイ電気が軋むような、とんがった突き刺すような音で、いまにも爆発しそうなほど圧倒的なリフが溢れだす。前髪が振り乱れて飛び散る汗の粒たちが、激しく明滅するライトにきらめいて、快感に溺れたギタリストの表情は、いまにも絶頂を迎えようとしている。踊るようなソロプレイ。ステージ際のスピーカーのうえに片足乗っけて、頭上に高く高くかかげた赤いギターに、伸ばした腕で激しく正確に歌い上げて。聴衆を魅了しながらかけずっていくメロディ。耳のおくを心地好くひっかく高音、脳内を支配する和音の波。どうだ!って音が主張するから、こちらも頭を真っ白にして、右手を振り上げて、跳ねて、跳ねて、最高だ!って答えるのだ。この瞬間の悦びはなににも変えられない
。決して、なににも!
絵を描くことは恋することに似ていた。わたしは夢中で筆を走らせた。水をたっぷりふくんだ絵の具が白いキャンバスにじわじわ染み込んでいく。わたしは先生のすがたを一秒も逃さずに描きとめておきたかった。明かりの消された教室は翳っていて静かだった。窓からは白い陽光があふれだして、教室内に無声映画のような陰影を生み出していた。グラウンドから生徒たちの声がかすかに聞こえてきた。先生は窓の外を見ていた。こちらにさらけ出された首筋はしろくて、わたしにはない喉仏が隆起していた。それは先生のかすかな息づかいにあわせて、ゆっくり、ゆっくり、上下した……。
「完成はいつになりそうなんだ?」
ふいに先生が聞いた。わたしは息が詰まった。憑かれたように動いていた右手が止まって、絵の具の染み出した筆先が、絵の中の先生のワイシャツに藍色の染みを落とした。
「完成、は、」
こちらを見据えてくる先生のまなざしに耐えられなかった。わたしはパレットを見る振りをして視線を下に落とした。
「完成は、しません」
だからもうすこしだけ付き合っていてください。もうすこしだけ。
先生は、なにも言わなかった。かすかに微笑んだような気配がした。肌がザワザワと泡立つ。子宮のあたりがずっしりとうずく。こめかみからひとすじの汗がつうっと垂れた。暑い暑い、真夏の気配が、じりじりと近づいてきていた。
世界中から音が消えたようになった。無声映画のなかに迷い込んだみたいだった。わたしは、これから先の、あらゆる「未来」を、見失ったような気がしていた。ずっとずっと予感していたのが、今このときになって、確かな、揺るぎない事実になったようだった。世界中に、わたしと、先生だけで、いいと思った。
小指の爪のあいだぐらいでいい

わざととなりでくしゃみする

まがい物のブロンド

嫌なやつだったらよかったのに

ヘッドフォンを取れわたしを見ろ

聞こえてるくせして

惑星が溶解しはじめた夜だった

前髪や服のすそをめくるとあらわれるかわいくない現実に目をそらして、好きでもない苺味のクランキーをかじって、後れ毛を手ですきながら愛想笑いを浮かべて、たのしくてしかたがないって、顔をして、

うまくいかないことがあって、
やりたくてしかたのないことがあって、
両手からはつぎつぎにあふれていく

大海原は枯渇し続けて、
空腹は苛立ちを加速させ続けて、
ゆううつなベクトルは、あちらこちらに向いている

けして叶わない恋に身を焦がした
ごめんねっていいたいのに、もう届かない場所にあなたはいるのだろう
先に立たない後悔に身をやつした
こうやって嘆いていたら届くような気さえして
いまにも、あのあたたかいやわらかい手のひらが、わたしの頭をかるく叩いて、がんばれって、大丈夫だよって、言ってくれる気がして、しかたがなかった
もう、見えない
もう、聞こえない
もう、わからない
思い出せなくなった

どんなぬくもりをあの人がくれたのか

突然のように夢にあらわれた
焦がれていた日はもう二年も昔のはなし
ただ、あのころのわたしのなにもかもすべては、あらゆる煩悩と喜びとを占めていたのは、あなただったんだよ
肌の白さとやわらかさと、短い髪と、笑顔と、
あなたをみたしゅんかんに高鳴るちいさな胸の喜びは、まだ、覚えていた 条件反射みたいに、覚えていた きっと体に染み付いていた
大好きだった
思い出せなくなっていく
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