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それだけのことでこんなに喜ぶのか、とか、
ほかに繋ぎ止めておく方法が、まだ、わからない。
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ドアを開けたら広がっていた薄桃色のやわらかい光に不意をつかれて息をのんだ。おどろきのままに庭へ出て西の空を見上げてみると、白に近い空色にぼんやりした薄橙とやさしい桃色がとろけあっていた。穏やかでやさしい夕暮れ。恋に似たふしぎな高鳴りが、彼女の胸をときめかせた。きゅんと疼いて、ちょっと痛い。
時々、ふっと……会いたい、と思うことがある。だけどそれは極めて無意味な願望だ。かのひとはもう、この世にいない。
かれがしんだということは、時間はかかったが、ちゃんと受け入れたつもりでいる、ちゃんと。かれの遺志をついでまっすぐに生きていく決意もできている。
だけど……時々、会いたくなる。会いたくなって、どうしようもなくなる。
心に不安を抱くとき、思いだすのは、あのひとで、
もうこの世にいないひとにすがりたくなるのは、逃げだろうか。
会いたいなあ。
こんなに好きなのに別れるんだなあ、と思ったらなんだか不思議だった。
電気を消した寝室の暗がりで、彼の手がわたしのラナンキュロスを枯らした手をゆっくり、ゆっくり何度もこするのを、感じていた。確かめるような手つきだった。わたしは……まだ彼のことがすごぅく好きだった。だけど、別れるんだ。遠くの町にゆく。
あつい吐息がやわらかく左耳をなぜる。ピアス、結局おそろいの、買わなかった。
いっしょにいたらお互いをだめにする。だから別れる。彼はまだわたしといたいと言ってくれる……わたしもまだ彼といたい……だけど、別れるんだよ。わたしがちゃんと終わりにしないといけない、始めたのは、わたしなんだから。
でもきっとしばらくはさびしいしどんなに時間が経っても時々は気になるよ。あなたが前向きに生きてたらそれは喜ぶべきことなのにきっと振り向かせたくなってしまう、出会ったころのように。
ねぇ、先生、忘れないでね。
めみみはなくち
それのすべてで
焦がれているよ
じりじりと
みてる
いつも
みてる……さがしてる
指先でくすぐるみたいに
首筋をなでて
まとわりつく髪をすいたら
気持ちがよくて目をつぶる
やっぱり、不安定だ
それのすべてで
焦がれているよ
じりじりと
みてる
いつも
みてる……さがしてる
指先でくすぐるみたいに
首筋をなでて
まとわりつく髪をすいたら
気持ちがよくて目をつぶる
やっぱり、不安定だ
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