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「わかるとかいうな! なるべく、だれにも、できるだけ、わかられたくないんだ! そんなこともわからないのか!」
おや、とわたしは思った。涙目で吠える桐原ユカリに若干ひるみつつ、これはなんだか、国語の読解問題にありそうだな、と。
問一、傍線部の台詞を言ったときの少女の心境を50字以内で説明しなさい。
解答、自分の感情を理解されたいが、同時に理解されたくないとも思う、思春期の葛藤における矛盾した感情。47字。完ぺきだ。
これは国語脳だなぁと思った。かなしいかな、わたしは受験生だった。
おや、とわたしは思った。涙目で吠える桐原ユカリに若干ひるみつつ、これはなんだか、国語の読解問題にありそうだな、と。
問一、傍線部の台詞を言ったときの少女の心境を50字以内で説明しなさい。
解答、自分の感情を理解されたいが、同時に理解されたくないとも思う、思春期の葛藤における矛盾した感情。47字。完ぺきだ。
これは国語脳だなぁと思った。かなしいかな、わたしは受験生だった。
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なにか欲しいものがあるか、と考えたとき、思い浮かんだのは幼なじみの顔だった。
21のとき突然父が死んだ。母は、もう何年もまえに家を出ていて、行方知れずになっていた。兄弟はなかった。親しい親戚も。
資産家だった父の遺産がどっさり入ってきた。親子ふたりで住んでいたときでさえ有り余っていた屋敷もそのまま引き継がれた。葬式の次の日にバイトをやめ、父に半ば強制されて入学した大学もすっぱりやめると、通わねばならないなにものかは一切なくなった。
俺は突如として、自由になったのだった。
広すぎる屋敷はそうそうに引き払い、俺はあちこちのホテルを泊まり歩いて生活した。てきとうにのった電車で辿り着いた街をふらふらと歩き回って、目についたホテルにそのまま泊まることもあった。
金はあった。それに、俺はけして悪くない容姿をしていたから、金がなくてもそんなに困らなかっただろう。
さて、自由、のようなものをひとしきり味わい、つい数時間前に一人で入ったラブホテルの天井をぼんやり眺めながら、俺はこれから何をしようか考えた。金はあった。時間もあった。束縛するものは、ない。なにもない。
欲しいものを、手にいれれば良いんじゃなかろうか、と思い立った。
それも煙草とか、楽器とか、酒とか、女とか、以前の自分でも手にいれられたものでなく。
もっと、ずっと、手に入らなかったもの。
記憶の底のうつくしい幼なじみの姿が、けだるく霞がかって……浮かびあがってきた。
それからの俺の行動は早かった。起き上がり、わずかな荷物をまとめ、精算をすませ、ホテルを出た。駅に行き、何駅かもどり、葬式ぶりの見慣れた街に降り立つ。それから記憶の糸をたぐりよせ、一駅分、歩いた。この街から歩かないと、場所がわからなかったのだ。
どうしても手にいれなければならないと、思った。遠い昔に手放してしまった、あの、うつくしい幼なじみのことを。
どうしても。
わかるとかいうな!なるべく、だれにも、できるだけ、わかられたくないんだ!そんなこともわからないのか!
これは国語脳だなぁと思った。かなしいかな、わたしは受験生だった。
でもね先生、わたし知ってる。先生はわたしのことが好きなんだ。
…どうしてわかんの?
だって、わたし、女子高生だから。
JKぱねェ…。
…どうしてわかんの?
だって、わたし、女子高生だから。
JKぱねェ…。
勉強して良い大学に入って良い会社に入る人生を笑わないで/欲しいものがあるだけなのたくさんたくさん//
勉強して良い大学に入って良い会社に入ってもいまだ路傍の石/社会の役立たないほうのネジのまま//
気を引きたくてぶっ潰した午後の理科室/ねぇ先生燃え盛る白衣眩しくて焦がれていくばっかりだわ
勉強して良い大学に入って良い会社に入ってもいまだ路傍の石/社会の役立たないほうのネジのまま//
気を引きたくてぶっ潰した午後の理科室/ねぇ先生燃え盛る白衣眩しくて焦がれていくばっかりだわ
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